2013年2月22日金曜日

社会政策学会非定型労働部会例会「日本の障害者雇用と社会政策」ご紹介

①日時   3月23日(土)14時~17時

②場所   大阪経済大学大隈キャンパスB館33号(阪急、上新庄下車、徒歩15分)

③報告   江本純子氏「障害者の一般就労ーその基本枠組み、現状及び課題」/高野剛氏「在        宅就業障害者支援制度における労働法適用に関する一考察ー福祉的就労と」個人請       負型就労の労働者保護」/磯野博氏「障害者に対する『社会的雇用』の展望と課題」

④参加費 無料

⑤問い合わせ 伊藤氏(t-ito@osaka-ue.ac.jp)

報告者の磯野氏は、元福祉保育労の組合員で、ILO提訴の時に障害者の就労問題を議論してきた方です。ご自身も視覚に障害がありながら、研究をされています。

難しいテーマですが、勉強をしたいと思います。

みなさんも、ぜひご参加を。

2013年2月21日木曜日

働くには

服薬をしていてもいいので、働かせる側にすれば病状が安定していることが一番でしょう。パソコンが使いこなせるなどの、スキルの問題もあるだろうが、いつ休むかわからない人に、仕事を任せるわけにはいかないという理由だと思う。

確かに、障害の有無に関わらず、健康が一番とは言われる。でも、人には、そもそも多少の気分の良し悪しの波はあります。

仕事が過酷でも、体と心がコントロールできる人が求められる。その点では、精神障害の人たちは、ハードルが高いのではと思う。

不景気なので、少ない人数で、仕事が多かった時に近い仕事量に向かい合わないといけません。人の体調の波は、過酷になればなるほど、コントロールが難しくなります。

障害者雇用であっても、給料に見合った仕事量をしていかなければいけません。

しかし、人には、限界というものがあります。体調や気分を考えて、一日でできなかったら二日で、二日でできなかったら.....。一ヶ月で見れば、仕事ができていた。その人の仕事量には足らなかったけれど、全体(働いたいる全員でという意味)としてはできていたという融通もきかせていかないと、心を病む人は増えるばかりです。

こんなことを言っていると、就労なんかできないと言われるかもしれませんが、仕事は気持ちに余裕を持って働けないといけないような気がします。

精神障害者のみなさんが、病状が悪化せずに、人間らしく働いていけるように求めていきたいですね。

障害者ユニオンでは、このようなことも考えていけるところにしたいです。

2013年2月15日金曜日

障害者雇用促進法

精神障害者が雇用義務化の対象となる改正案が、国会に提出されました。この4月からの実施をめざしています。

精神障害者の方からの要望もあったので、また一つ前進したことになります。

ですが、精神障害者の人たちには、雇用義務化だけでは就労が促進がされないのではと思っています。

社会の精神障害者のイメージが、何か事件か揉めごとを起こす怖い・面倒な人たちと感じているのではと思います。ニュースで事件の加害者が、精神科への通院歴があったなどと報道がされることがあり、そのことが強く印象として残り、イメージが作られていることがあるのでしょう。

今の日本の労働環境は、成果主義・サービス残業などの過密労働で、いつ・誰が、心のバランスを崩し、メンタルシックになるのかわかりません。他人事ではないと思います。

病気が安定したところで、会社に復職ができればいいのですが、この労働環境では同僚たちに支えられて働き続けるのが難しい会社がたくさんあります。そうなれば、退職をし、新たな職探しをしなければならなくなります。

この就活は、大変な困難があります。社会のイメージがあり、正直に「精神障害がある」と告知すると、断られてしまうことがあります。それが、一つや二つといういうことではなく、何度も何度も繰り返されます。このような事が続くと、病気の再発も心配をしなければいけません。

精神障害者が雇用されるには、『精神障害がある』ことを隠して面接を受けるしかありません。それで就労ができても、精神障害者だということがバレるのではないかと、ビクビクとしながら働くことになります。

今回の改正で、雇用が義務化されて、多くの精神障害の人たちが就労することができるようになることは間違いはありません。ですが、法律で、障害者を雇用して国から会社が援助を受けようとすると、障害手帳を所持しているかが問われてきます。

精神障害者の中には、社会の間違ったイメージがあるために、手帳を取得していない人たちがいます。障害手帳がなくても、精神科の医師などが、精神障害があるというような意見書のようなものか、保険の通院歴や薬の処方箋などで判断をしていくことも、一つの方法なのではという思いがあります。

せっかく改正がされるわけですから、精神障害者をはじめ、多くの障害者が会社に雇用されることを願わずにはいられません。

みなさんの意見をコメントで寄せてください。また、小さなことでも、話を聞かせてください。一人で考えすぎないで、お電話やメールでのご相談をしてください。